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消波ブロック(テトラポッド)などの大型型枠(金型)の防錆・保護の方法を解説

  • 執筆者の写真: ガードピール・塗装ブースガード編集部
    ガードピール・塗装ブースガード編集部
  • 10月8日
  • 読了時間: 3分
大型型枠(金型)の防錆・保護の方法を解説

消波ブロック(テトラポッド)の製造などに用いる大型の金型の防錆方法を解説します。


目次



消波ブロックとは?


消波ブロックとは、波消しブロックとも呼ばれるコンクリートブロックです。積み上げてできるブロックとブロックの隙間によって波が分散され、波の力を吸収し弱めます


防波堤に沿って海底から海上へ積み上げて、防波堤に当たる波を弱めたり、離岸堤として沖合に積み上げて、海岸の砂の流出を防ぐために使います。


消波ブロックの用途を解説する図

4つの脚からなるテトラポッド(製造メーカである不動テトラ社の商標で製品名)が最も有名ですが、6脚のものや穴が空いた三角錐型のものなどさまざまな種類があります。


どの形であっても、波によって流されないようにするため、最小でも高さ約1m、重さ1トン程度はあり、大きいものだと高さ約5m、重さ約100トンのものまであります。



消波ブロックの製造方法


消波ブロックは巨大なため、設置する場所の近くで製造します。


まず鋼製の金型を組み立てます。スムーズに脱型させるための離型剤を金型の内側に塗ります。

離型剤には一般的な油性のものの他に引火性が低い含水系のもの、水系のものがあります。

組み立てた金型に生コンクリートを流し込み、数日間養生し、金型を外します。さらに数週間養生して完成です。



金型の保護方法


金型は本来、屋内での保管が望ましいですが、消波ブロックの金型は大型であり、数も多いため屋内での保管は難しいです。


しかし、そのまま屋外に保管すれば風雨にさらされて、錆や汚れにより劣化する速度が早くなることに加えて、コンクリートのアルカリ成分により金属が腐食してしまいます。

劣化した金型をそのまま使うと、表面欠陥や製品不良(ハネ・割れ)に繋がります。

再び使うには、錆や汚れを落とす手間がかかってしまいます


金型を錆や汚れから守る保護が必要になります。主な保護方法は以下の通りです。

保護方法

概要

離型剤のみ

  • 錆対策としては不十分

防錆油

  • 風雨で流れてしまい、土壌汚染の原因となる

  • 流れてしまうと防錆効果が出ない

  • 使用前に洗浄する手間が必要

ビニールカバー

  • 耐久性が弱く、風雨と紫外線により、破損する恐れがある

  • 密着性が低い

防錆紙

  • 耐久性が弱く、風雨と紫外線により、破損する恐れがある

  • 密着性が低い

三協化学製ストリッパブルペイント「ガードピール」

  • 塗布→使用→剥離の簡単3ステップ

  • 防錆、防汚、離型補助を1つで実現

  • 大型金型にも塗布可能

  • 清掃時間の短縮を見込める

  • 雨、アルカリ、紫外線に強い

上記の表のように、金型の保護には三協化学の「ガードピール」がおすすめです。

金型を保護することができれば、金型の寿命が伸び、コストダウンにもつながります



ガードピールとは?メリットは?


ガードピールとは、三協化学のストリッパブルペイント(剥がせる塗料)です。

スプレーや刷毛、ローラーなどで塗れます。

乾くとゴムのような弾力を持ち、対象物に密着して、錆や汚れ傷から守ります。

消波ブロックのような屋外保管はもちろん、屋内保管でも使えます

ガードピールは、ゴムのような弾力を保つため、簡単に剥がすことができます。

ガードピールのメリットを以下の通り、簡潔にまとめました。


  • 使用後は塗膜を剥がすだけで清掃完了

  • 離型を補助し、セメント付着の軽減にも寄与

  • 錆防止で金型の美観・精度を維持

  • 施工業者の金型保管、管理の負担軽減

  • 大型金型の寿命延長でコストダウン


メーカーサイトの製品ページはこちら


ガードピールについてのお問い合わせや、ご購入希望は下のバナーからお願いいたします。


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