屋外設備を錆や風雨、紫外線などから保護する方法を解説

重機やインフラ関連設備などの屋外設備を錆や風雨、紫外線、その他の汚れや劣化などから保護する方法をわかりやすく解説します。

屋外設備の汚れや劣化

重機やインフラ関連設備など、屋外の設備の設備は、日光による紫外線や風雨による塗膜の破損、錆、汚れなどのより劣化が進行します。

紫外線は波長が可視光線よりも短い電磁波です。目には見えませんが日光に含まれています。

木材や羊毛などのさまざまな天然素材やプラスチックなどの人口合成材を劣化させ、変色や強度の低下につながります。

設備の表面の塗装も、この紫外線で分解が進み、剥離してしまったり、粉状になったりします。

風雨も紫外線と同様に塗装や部材の劣化を促進します。

特に塗装の塗膜は長期間雨水にさらされると防水性が徐々に失われ、小さなクラックから水が内部に侵入すると錆やカビを引き起こします。

また昨今は、化学物質が溶け込んだ酸性雨も、設備の劣化を加速させる原因となっています。

風そのものによる摩耗と、風で飛ばされた砂やホコリ、落ち葉などの飛来物により設備に小さな傷ができると、そこから雨水が入って劣化に繋がります。

屋外設備の劣化を防ぐには、なんらかの保護をする必要があります。代表的な保護方法は以下の通りです。

保護方法	概要
ブルーシート	風で飛ぶ水が貯まる結露が起こる
保護フィルム	安価大面積でも張れる透明で目立ちにくい劣化しやすい湾曲した形状や複雑に入り組んだ形状に不向き劣化すると剥がしにくい
三協化学のストリッパペイント「ガードピール」	塗布→使用→剥離の簡単３ステップ複雑な形にも対応可能清掃時間の短縮を見込める対象物に密着するため風で飛ばない